「COALSACK」(石炭袋)61号 2008年8月30日
【61号目次】
〈扉詩〉
詩う理由 上田由美子 1
〈特集1 「浜田知章さんを偲ぶ会」全記録〉
浜田知章さんを偲ぶ会 5
咆哮を聴け 吉川 仁 26
浜田知章という人 内田聖子 28
あえかな紅の一瞥を 大掛史子 29
私の義父・知章さんが教えてくれたもの 緒方哲也 30
リアリズム詩壇の巨星落つ 御庄博実 32
浜田知章さん たかとう匡子 34
浜田知章さんを悼む 中岡淳一 36
浜田知章さんの思い出 蓼原百合子 38
平和へのふるまい 原田道子 39
巨星墜つ 長津功三良 42
浜田知章氏の講演から(要点) 46
浜田知章詩集『海のスフィンクス』書評 森 徳治 48
浜田知章 海嘯記 51
「広島に行くべきだ」と浜田知章さんは語った 鈴木比佐雄 54
〈詩〉
八月 江口 節 56
誰 か 崔 龍源 58
車前草の花/柊 山本十四尾 60
拝み箸 壷阪輝代 61
聖火護送 西村啓子 62
空の道 酒井 力 63
ミセスエリザベスグリーンの庭に 淺山泰美 64
時には空を飛んで 杉本知政 65
切 開 山本聖子 66
繋がり 星野典比古 67
玉/闇の音 村永美和子 68
美ら海水族館 平原比呂子 70
渡良瀬 遊水池 遠藤一夫 71
白爪草序奏 うおずみ千尋 72
輪 こまつかん 73
落ちない角 森田海径子 74
アレルギー体質 吉田博子 75
認知症 その2 皆木信昭 76
放つとき 鳥巣郁美 77
キリンの欲求 宇宿一成 78
雪女考 未津きみ 80
椅 子 山本泰生 82
心 音 石村柳三 83
懐 疑 豊福みどり 84
千日介抱 石下典子 85
風のかなしみ 日原正彦 86
エピローグ 岩崎和子 87
衛士の焼く火 倉田良成 88
夏旅の迷路 安永圭子 90
父をつつむ/踵から 石川早苗 92
名もないリスの記 北原千代 93
酷暑/八百屋の店先で 横田英子 94
朝顔と入道雲とみんみん蝉と 朝倉宏哉 96
もうひとつの島唄 李 美子 97
「森に入らないか」 ロバートフロスト 作/大山真善美 訳 98
花のある教室(下) 大山真善美 99
折 鶴 鳴海英吉 100
Folded-Paper Cranes in Hiroshima 水崎野里子 訳 101
高炯列 アジア詩行 高 炯烈 作/李 美子 訳 102
〈特集2 長崎原爆の詩とエッセイ〉
任務/フォールアウト 伊藤眞理子 108
半生の記 杉谷昭人 109
蝉の声のまにまに 崔 龍源 110
雲仙岳とキノコ雲とボーヴォワール 丸山由美子 111
記 憶 河野洋子 112
蒼白の八月 結城 文 113
浦上天主堂・黒いマリア/故長崎市長・伊藤一長さんへ 水崎野里子 114
長崎の空に 龍 秀美 116
長崎特集にあたって/島 原/長崎外海 天 草/八月、長崎にて 佐相憲一 117
中原澄子詩集『長崎を最後にせんば』を読む
池山吉彬 122
尊い仕事 柳生じゅん子 125
NHKラジオ朝一番(八月十日午前六時四十分放送)
〝カルチャーアンドサイエンス〟を聞いて 中原澄子 128
テレシンカ・ペレイラ女史の原爆詩・その2 水崎野里子 訳 130
アメリカからの原爆の詩
デイヴィッド・クリーガー氏からの応答/
ナガサキの鐘/被爆者は自然発生したものではない/
犠牲者はどこへ行った? 水崎野里子 訳 132
〈エッセイ・詩論〉
ポエトリーガーデン 淺山泰美 135
地名、詩、差別のことなど 倉田良成 137
〝Against Nuclear Weapons〟 出版にあたって 佐藤典子 140
《石》について 石村柳三 144
『花影』から『桜鬼』へ 水崎野里子 149
〈特集3 新鋭新人特集 林 木林/亜久津歩/小坂顕太郎〉
小詩集『海の見える喫茶店』 五篇 林 木林 151
小詩集『ラブコール』 十篇 亜久津歩 156
小詩集『野ざらし』 十篇 小坂顕太郎 164
〈書 評〉
「天網」へのまなざし 日原正彦 174
詩集『天網』に見る星野典比古の世界 五島節子 176
強靱な母性とエロスの追求による自己解放 大掛史子 179
詩へ昇華する〈性〉 中西弘貴 181
〈いのち〉と地志のうた 川島 完 184
自らの生を生きつづけて 杉谷昭人 188
世界に座標軸を描ける人 大山真善美 190
書評 「水崎野里子詩論集」 小海永二 192
静かな目 大磯瑞己 194
温もりとぶれない心眼 大掛史子 198
樹間距離の美しさへ、生きる 三島久美子 200
詩集『探り箸』を読んで 朝倉宏哉 202
有馬敲『現代生活語詩考』の「芸術性」 水崎野里子 205
『大空襲・三一〇人詩集』刊行趣意書 208
真に「抵抗」し続けるものたちとは誰か 中村不二夫氏への公開書簡 鈴木比佐雄 213
第四回 鳴海英吉研究会のご案内 218
『生活語詩二七六人集』出版記念・朗読会のご案内 219
執筆者者住所一覧 220
後記 222